@GULL CRAFT 2

先日ガルクラフトさんにお邪魔したら
かねてより製作中だったグースのカスタム車輌がほぼ完成していました。
グース@ガルクラフト1

以前はシートカウルが既存品だったのですが、新作のシートカウル&シートを得て
本来のプロポーションになりました。
グース@ガルクラフト2

さすが、工芸品的美しさ。。
グース@ガルクラフト6 グース@ガルクラフト3 グース@ガルクラフト4 グース@ガルクラフト6

ガルクラフト:http://www.gullcraft.com/

聞いたところSR用のロケットカウルも好評で問い合わせが多いみたいですね。
W650&W800用のステーもいずれ造ると言っていたので気になる方は聞いてみては?
完成がいつになるかはわかりませんが(笑

ホンダS600同乗

ちょっとご縁があってS600に同乗させてもらう機会がありました。

ミュージアムやイベント会場ではなく、いつもの街中でしげしげと眺めるのはほぼ初めてだったのでその小ささと低さが新鮮。
S600_1

軽快に走り出して最初に頭に浮かんだのは「あ、メット忘れた」ということ(笑
走り出した感覚がとてもバイクに近かったので。
すごく現実感のある車体の動き、シートベルトの存在しない椅子のようなシート、
何の装具も無しに路上に放り出されたような感覚は慣れるまで少し緊張するものでした。。
S600_2
それに助手席ながらも音、振動、匂い、ロール感、全てがダイレクトで
かと言って軽トラのようにダルな感じもなくキビキビと駆け抜けていきます。
オーナーの方は相当な年数をこの個体のレストアにかけてきたそうで
できるだけオリジナルの部分を保ったままその味わいをしっかり噛みしめることができました。
S600_3

この車を噛みしめながらバイク以上に風をダイレクトに感じながら走る感覚は自分が今まで感じたことのないもので、昔の車を愛好する方々が今の車にため息をつくのがよく分かったような気がします。

同じように4つの車輪がついて内燃機関で走るものであっても
カレーとドライカレーぐらい、全く違う種類の乗り物なんですね。。

さくら

ちょっと本業でドタバタしていて更新もおぼつかないのですが
なんとか時間をつくって地元の桜を見てきました。

さくら1

名古屋では比較的有名な桜の名所でシーズン中の夜はライトアップもされます。
さくら2

これは自分にとっては特別な桜並木で
子供の頃に比べると半分ぐらいの木は若い木に入れ替わってしまったけど
それでも冬の間あれだけ無口だった木がこんなにも激しく舞うのかと圧倒されてしまいます。
さくら3

この、圧倒される気持ちよさって何なのでしょうね?

いきものの息吹というのは強烈に心に刺さります。
一年先を待ちわびてしまうほどに
さくら4

見ている色は人によって違う件

昨日参加したモビリティフューチャーセッションというワークショップの席でお会いしたカラーユニバーサルデザイン機構の方からとても良いアプリを教えてもらいました。

色のシミュレータ」というそのアプリは解説にある

「自分と違う色覚を持つ人はどのように色が見えているのだろうか?その色の世界をシミュレーションで体験することができます。
1型(P型)、2型(D型)、3型(T型)の2色覚者の色の見えをリアルタイムに確認し、一般型(C型)の色の見えと比較することができます。」
という言葉の通りカラーマジョリティ以外の見え方をとてもわかりやすく見せてくれるものです。
色のシミュレータ

進化の途上で分岐し、マジョリティと違った色の見え方をする人は確か日本人だと男性で20人に1人、欧米人なら10人に1人と言われているのですが、iPhoneを通してリアルタイムでそれを体感できるツールがフリーで手に入るテクノロジーに感謝!

仕事のみならず、子供に体験させるのにもすごく役立ちそう。

ところで、乗り物のテールランプが赤色なのって実際どうなんだろうとずっと気になっていたんだけど、
やっぱり状況によってちょっと難ありか。。特に電球色系で青味が薄い赤。。

見えてるものの違いでむしろ自分が認識できなかったもの。。
世界は本当に広いですね。

参考

このアプリの開発者、浅田氏の動画
以前、ゴッホの画が色覚の違いによってどう見えるかを解説されていた方ですね。
http://asada0.tumblr.com/post/38417481029
「・・・しかし、自然は偉大なる調整者です。特定の条件下においては、色覚異常の人の方が一般型色覚の人より優れた視覚を持っている場合もあるのです。暗闇、水中、霧の中などがそうです。第2次世界大戦のリポートによれば、色覚異常者は迷彩服を着てジャングルの中に潜んでいる人を見つけることができたそうです。色覚異常の私の友人は、吹雪の中を運転しているときにも景色が見えると言っていまた。・・・私たちはお互いに助け合いながら、生きてゆかねばならないのです。」

NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構
http://www.cudo.jp/

アプリ、色のシミュレータ
http://asada.tukusi.ne.jp/cvsimulator/j/

無限の電動バイク

昨年のマン島TTのTT-Zeroクラスで初参戦で二位に食い込んだ無限の電動レーサー「神電」。
今日行ったオートサロン2013にいた。

私はマン島には行けなかったので今回初めて見た。
我らがMIRAI TT12よりもずんぐり一回り大きく見えて、みっちり詰まっているように見える。きっと見た目通りにパワフルなんだろう。シンプルでシリアスで基本的には勝つための冷徹なウェポンといった雰囲気。

でも、鎧を思わせるリアフェンダーなんかの遊び心を感じさせる部分もある。レーサーなのになぜタンデムシート風のテールカウルになっているのか尋ねたけど、係りの人は知らなかった。
このマシンで一番気になるところなのに。。

 

mugen sshin-den

@GULL CRAFT

今日は近所の工房GULLCRAFTさんに新年の挨拶に伺いました。
GULLCRAFTさんには今回のショートフェンダー単体だけではなく色々な面でお世話になっています。

しばらく製作中だった新作のカフェレーサー用ロケットカウルの試作品が塗装完了で見られる状態になっていてました。
@GULL CRAFT_1

Beautifu!!

 

最初は写真の通りSRに装着するものから販売スタートするそうです。
SRはヘッドパイプの位置が高く、タンクを始めとした全体の造形も前上がりのテイクオフラインになっているので、カフェレーサーをつくっても水平基調の美しさを出すのには工夫が必要なのですが、さすが、バッチリです。

小さめのヘッドライトから始まる引き締まった曲面が新作のスクリーンと共に、弾丸のように前に突き抜けて走ろうとする印象を発していてとてもカッコいいです。
また、カウル端の折り返し部分までぬかりなく造形要素に織り込んであるので既存の同種カウルにはない質感の高さを感じます。
@GULL CRAFT_2@GULL CRAFT_3

、、、と、誉めまくってハードルをどんどん上げて(笑
近日の発売がとても楽しみです。

電動バイクとオールドスクータ

 

 

今日は電動バイクメーカー株式会社テコの西下社長と一緒に原宿周りで調査をしてきました。西下社長は度を超えて真面目な人でむしろ面白いです。

だから自社開発の電動バイクも新聞配達で鍛えられた質実剛健なつくり。
かなり大容量のリチウム電池を積んでいるのでお店や住宅の非常用電源にできます。
基本が業務用なので当然値は張ります。 http://www.teco-world.com/

ちょっといっしょに面白いことしようとほんのり盛り上がっています。

まずはTeco × 未来輪業みたいな感じで
ちょっとずつちょっとずつ、次世代バイクに近づいていきたいです。
大手にはできない所から。

途中、古いシルバーピジョンを見つけてテコ車とパシャリ。
昔のバイクは知恵と工夫と勇気が判りやすい。
さあ、未来はどうつかまえる?

今日は突然の訪問にも関わらず丁寧なアドバイスをくださる方もいらっしゃって、ちょっとポカポカしました。感謝。

くろかわ

シェア自転車を試してきました

先日ちらっと載せたNITYという名古屋のシェア自転車実験。http://nity.jp/
ちょっと鶴舞線に乗る機会があったので鶴舞駅で降りて試してきました。

利用にはICカード「マナカ」が必要なのですが、しぶしぶ買いました。
一つの財布に入れっぱなしにできないので本当はICカードを増やしたくなかったのですが。。

 

さて、地下鉄鶴舞駅から地上に上がって周りを見渡すと、早速ありました。

黄色のイメージカラーがよく目立ちます。
社会実験という事でもっと簡素なものを想像していましたが、台数も場所もそれなりに使えそうな感じを受けます。

 

肝心のステーションは鶴舞図書館~イオン千種にかけて6か所あるようです。

利用するには事前にPCから仮会員登録をしておく必要があります。

 

端末に近づいて見てみます。

メッセ名古屋のブースで事前にレクチャーを受けていたのである程度の流れは知っていましたが現地に特に案内的なものは無く、まだ「知っている人」だけが使うための仕様だと感じました。
ICカードをタッチする箇所は左右に一個ずつあり、なかなか混乱させられます。
最初にカード情報を認識させるためのものが向かって右で、支払いが向かって左のようです。
この辺りは実験用なので仕方ないのかもしれませんね。
いずれ事業用になると改善されることでしょう。 

 

画面はこんな感じで手順に従って進みます。

向かって右側の読み取り部分にマナカをかざし、初回なので必要な情報を入れて本登録にしました。

 

そして、プランを選んで、、

今回は一回券200円です。

 

向かって左の読み取り部分が光ったらピピッとかざします。

これでマナカから引き落とされます。



次にストックされている自転車に向かいます。

使用されている自転車はエンブレムを見たところBS製のようでした。
会場にあったN字型のものではなくてちょっと残念。太目のタイヤに内装三段ギアの小径車でフロントに網カゴ、リアに長いキャリア、ハブダイナモから電気をとるLED式のヘッドライトを備えます。

 

ラック上面の読み取り部分にマナカをかざしてロック解除します。

 

 

センサーは非常に感度良く、自転車もスムーズに引き出せました。

周囲を15分あまり回ってきましたが、特に不満のない普通の自転車でした。欲を言えばタイヤの空気圧が少し低いかもしれません。ぺダリングが重く、ハンドルが鈍かったので。
乗ったついでに他に2か所のステーションを確認してきましたがどこも同じ設備でしたが見てきた3か所中では試した「JR鶴舞駅前街園」のストック台数が多くて他の二倍ほどでした。

 

そして、ラックにはめ込むようにして返却。

かちゃりという音と感触がするまで押し込めば勝手にロックしてくれます。
そして、青白い明かりが点いて完了のサイン。
特にマナカをかざしたり何か他の操作をする必要はありませんでした。

 

改めて車体をみてみると籠の下に何かついています。

タイラップで着いているところを見ると後から着けたもののようです。
もしかしたら個体識別用のタグの役割をしている物かもしれません。これのおかげで車体を返却しさえすれば他の返却手続きがいらないのだとしたら非常にありがたい金属片ですね。

 

さて、以上ちょこっと使ってみての使用記です。
いろいろ気になる点はあったものの、自分が単身赴任や長期出張など身軽な状態のままその地域で生活しなければならない場合には気になるサービスと言えそうです。その場合は公共交通が発達した都市部の事ですから利用料もどのぐらいになるのか、生活に合わせてシミュレーションする必要がありそうですね。

ここに書かれた内容は個人の主観に基づいた感想であり、疑問点やより詳細な内容を知りたい方は事業主体に確認してみてください。

メッセ名古屋2012に行ってきました。

今日は名古屋の金城ふ頭にあるポートメッセで行われているメッセ名古屋2012という非常に大きな異業種交流展示会に行ってきました。
名古屋で行われるものとしては大きな規模で中部~大阪近くまでのものづくり企業も見られ、ビッグサイトで行われるような見本市にも引けを取らない充実度でした。

さて、そこで今日目についたものを少々。

そのいち、ネジ加工の老舗、株式会社タカイコーポレーションが開発中の自転車。

カーボン製のフレームも興味深いですがチェーンの代わりにベルトドライブを採用すべく開発されているそうです。
ちなみにフェイスブックページもあります。
https://www.facebook.com/MINO.MIRAICLE (ログインなしで見られます)
全くのゼロから手探りでここまでたどり着いてこられたようで 担当の方のものづくりにかける情熱が刺さりました。

 

そのに、コミュニティサイクルの社会実験

このなかなかキュートな黄色の自転車はNITYというレンタサイクルのシステムの社会実験のために新作された車両だそうです。
http://opi-rina.chunichi.co.jp/topic/20121101-2.html
名古屋近郊の私鉄で使われているICカードの「マナカ」を利用してレンタルできます。
期間が11・1~12・16とそれほど長くないようですが、何はともあれこの実験をもとにパリのレンタル自転車みたいに地域に根付くサービスが生まれてくれたらうれしいですね。

 

そのさん、Tecoの電動バイク

真面目なものづくりで100%自社開発の電動バイクを販売している埼玉のTecoさん。
既に各地の新聞配達業務で使われていて、毎朝静かに走り回っています。
大容量のバッテリーを積んでいて非常時の電源としても使えるので、今回はそれを分かりやすく展示していました。

「せっかくの電動だからもう少し電動らしいグラフィックやロゴにしましょうよ」と言ってもそれよりも中身をもっともっと充実させていきたいと返ってくる職人気質。業務用なので値は張りますが、いい品ですよ。
http://www.teco-world.com/index.html (サイトも飾らず真面目!!)

 

というわけで、今日も乗り物だらけ。
ほんとは面白いものたくさんあったけど、またの機会に。。