Worksのページに昨年の仕事を一つ追記しました。
カーボンコンポジット製の軽量チェアです。
「プロダクト」カテゴリーアーカイブ
LifeBoxというプロダクト
一年以上コツコツと続けてきた僕ら自身のプロダクトのクラウドファンディングがスタートしました。
日常+防災のyamoryが提案する携帯防災食のかたち。
Makuakeのページは、まぁ少し長いけど読んでみるとなかなか良いことが書いてあるんです。
防災って考えれば考えるほど生活そのもののことで、それはやっぱり人によって色々な考えがあると思うのだけど、このプロダクトは一つの仮説を形にしたものなんです。
で、これはその仮説の第一歩で、これが世の中に出回ることでさらにいろんなアイディアが出てくるだろうし、僕ら自身もどんどん進化させていきたいと思っています。
ご協力を、って言うよりも「自分の事だな」って思ったひとへ。
最終的には『国内からボウサイを無くしたい』という考え方で活動しているyamoryの岡本さんの見ている未来象を一緒に見てみませんか??
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以下、せっかくなんで開発中にあれこれ試作したものの写真を並べておきます。
.。oO(これから自分のプロダクトを造ろうという人の参考に少しぐらいなれば幸いです)
一番最初のワークショップ@sharebase納屋橋の時にレーザー加工機を使って数時間で造った試作。早速岡本氏に装着して数週間走り回ってもらった。
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当初はプレゼントで贈ったあと非常時まで開けない一回きりのコンセプトを探っていたので使い捨てでも耐久性のある構造を検討していた。
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当時の中身は軽量コンパクトな汎用のビスケット系非常食。
これも持ち物に装着してテスト。
しかし、どれだけコンパクトにしようとしても中身が決まっているので限界が。。
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トキワランバテック様の協力で木質系の材料を色々とテスト。
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箱の形状をそのまま樹脂に置き換えてみたり。。
ルナクラフト様に3Dプリンタで出力のご協力をいただいきました。
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木箱はどうだろうとか。。
その後もあれやこれや、コンセプトの軌道修正やら内容を詰めたりしながらその都度それにふさわしい持ち運び方&ケースを試行錯誤。。
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これは一度収束させて自己評価しないといけないな、ということで
パイロット版を製品としてごく少数造ってみた。
その結果、やはり普段も食べられる中身にすべきとの結論に。
食べ物である以上小さくするには限界があるし
日常生活での機能をUPさせないと持ち歩かなくなるのでは、と。
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HANDさんのクッキー系グラノーラに出会い、ここでようやく構成が決まった。
岡本氏とイメージスケッチを何度もやり取りし、自分たちも含めたターゲット層が持ちやすいものを探り、「お菓子の弁当箱」のイメージでデザインを進めた。
今のメンバー全員が集合、SNSも駆使して毎晩毎晩密なディスカッションで開発が進む。。
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ボブ氏が合流して鞄の外に付ける際のレザーカバーも良い感じに。
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という感じで大まかな写真をならべてみたけど
最初は手紙つきカロリーメイトみたいなものをカバンや持ち物に装着するイメージで始まったものが変化して今の形になったのがハード側の流れです。
そこにはいくつかの理由があって、ざっくり言うと
・純粋に非常時用の物は最初良くてもだんだん持ち歩かなくなる
・非常時用の物を携帯しただけで「日常×防災」と言えるのか??
・当初想定の3年の持ち歩き使用に耐えるレベルの容器は使い捨てするにはもったいない
・持ち歩いている様子が物々しく、サバイバルを想起させる感じにはしたくない。
・事前に中身がどんな味なのか知っておきたいはず
・そもそも美味しいものを食べたい
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などなど、みんなでディスカッションする中で変化させていき、今に至る。
ちなみにこれはハードのお話。
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ソフトのお話はyamoryの様々なボウサイワークショップにご参加いただければ色々と得られるものがあると思います。
2015.06.06追記
今回は私たちの力不足でクラウドファンディングは不成立に終わりました。
応援、シェア頂いたみなさま、本当にありがとうございます。
このチームでのLifeboxコンセプトの追及は引き続きしぶとく続けていきますので今後ともよろしくお願いいたします。
くろかわ