シェア自転車を試してきました

先日ちらっと載せたNITYという名古屋のシェア自転車実験。http://nity.jp/
ちょっと鶴舞線に乗る機会があったので鶴舞駅で降りて試してきました。

利用にはICカード「マナカ」が必要なのですが、しぶしぶ買いました。
一つの財布に入れっぱなしにできないので本当はICカードを増やしたくなかったのですが。。

 

さて、地下鉄鶴舞駅から地上に上がって周りを見渡すと、早速ありました。

黄色のイメージカラーがよく目立ちます。
社会実験という事でもっと簡素なものを想像していましたが、台数も場所もそれなりに使えそうな感じを受けます。

 

肝心のステーションは鶴舞図書館~イオン千種にかけて6か所あるようです。

利用するには事前にPCから仮会員登録をしておく必要があります。

 

端末に近づいて見てみます。

メッセ名古屋のブースで事前にレクチャーを受けていたのである程度の流れは知っていましたが現地に特に案内的なものは無く、まだ「知っている人」だけが使うための仕様だと感じました。
ICカードをタッチする箇所は左右に一個ずつあり、なかなか混乱させられます。
最初にカード情報を認識させるためのものが向かって右で、支払いが向かって左のようです。
この辺りは実験用なので仕方ないのかもしれませんね。
いずれ事業用になると改善されることでしょう。 

 

画面はこんな感じで手順に従って進みます。

向かって右側の読み取り部分にマナカをかざし、初回なので必要な情報を入れて本登録にしました。

 

そして、プランを選んで、、

今回は一回券200円です。

 

向かって左の読み取り部分が光ったらピピッとかざします。

これでマナカから引き落とされます。



次にストックされている自転車に向かいます。

使用されている自転車はエンブレムを見たところBS製のようでした。
会場にあったN字型のものではなくてちょっと残念。太目のタイヤに内装三段ギアの小径車でフロントに網カゴ、リアに長いキャリア、ハブダイナモから電気をとるLED式のヘッドライトを備えます。

 

ラック上面の読み取り部分にマナカをかざしてロック解除します。

 

 

センサーは非常に感度良く、自転車もスムーズに引き出せました。

周囲を15分あまり回ってきましたが、特に不満のない普通の自転車でした。欲を言えばタイヤの空気圧が少し低いかもしれません。ぺダリングが重く、ハンドルが鈍かったので。
乗ったついでに他に2か所のステーションを確認してきましたがどこも同じ設備でしたが見てきた3か所中では試した「JR鶴舞駅前街園」のストック台数が多くて他の二倍ほどでした。

 

そして、ラックにはめ込むようにして返却。

かちゃりという音と感触がするまで押し込めば勝手にロックしてくれます。
そして、青白い明かりが点いて完了のサイン。
特にマナカをかざしたり何か他の操作をする必要はありませんでした。

 

改めて車体をみてみると籠の下に何かついています。

タイラップで着いているところを見ると後から着けたもののようです。
もしかしたら個体識別用のタグの役割をしている物かもしれません。これのおかげで車体を返却しさえすれば他の返却手続きがいらないのだとしたら非常にありがたい金属片ですね。

 

さて、以上ちょこっと使ってみての使用記です。
いろいろ気になる点はあったものの、自分が単身赴任や長期出張など身軽な状態のままその地域で生活しなければならない場合には気になるサービスと言えそうです。その場合は公共交通が発達した都市部の事ですから利用料もどのぐらいになるのか、生活に合わせてシミュレーションする必要がありそうですね。

ここに書かれた内容は個人の主観に基づいた感想であり、疑問点やより詳細な内容を知りたい方は事業主体に確認してみてください。