モビテックEV-02Aの完成直前の作業を少しだけお見せします。
昨年型で重大な課題だった操安の問題がなかなか解決せず、一時はBMST2019への参戦も危ぶまれていましたがギリギリのタイミングで続行が決まり、私たちが担当する外装のステップに入りました。
私が担当した外装の3Dモデリングもかなりの短期間でしたが、その道のプロであるかねさわ株式会社様がジョグルなど合わせ部分の設計で参画してくれたおかげでなんとか作業完了できました。
そして、製作を担当したzeezoon様による関係各社への日程や仕様の調整、優先事項を押さえた適材適所、参戦を最優先とした割り切りなど、考えられる要素をフルに活かした巧みなスピードのおかげで何とか最終テスト前にEV-02Aは完成することとなりました。
7/5にはカウルの車体への組付けと調整、今年新たに参画されたライダーの鶴田竜二氏によるフィッティングが行われました。
さらに、その日のうちにゼッケングラフィックのライン指示と施工業者様によるライントレースまで行われ、必要な要素がそろいました。
その後の週末にEV-02AはJARI城里テストセンターにおいて無事に鶴田氏のライディングによる最終テストをクリア、高速周回路での270km/hの走行でもウォブルは再発せず2019年の参戦が正式に決定されました。
作業完了後に昨年型のカウルと並べてみました。
Fr周りのディメンジョンが変わって鼻先が長くなったのでよりスピード感のあるカタチになりました。
今年は前記の通りの極超特急製作だったため塗装の時間までは取れなかったのでカーボン地を活かしたカラー&グラフィックになります。
完成写真は次のエントリにて。
黒川