本年も一年間ありがとうございました。
おかげさまで2016年はXT250Xの10周年記念ミーティングなどでたくさんの方にお会いする機会があり、大変楽しい年となりました。
さて、私が関わっている中で数少ない公表可能なプロジェクトであるボンネビルの件ですが、12月末にモビテック様にて次年度に向けての打ち合わせがありマルマスモーターサイクルラウンジの水谷氏、zeezoonの青島氏と共に詳細をうかがってきました。
当日は帰国したマシンもようやく見ることができましたが、想像していたよりはダメージが少ないように見えました。ソルトフラッツでの転倒で水谷さんにお怪我がなかったのは本当に幸いでした。
アッパーカウルを見ると左後端に少し大きめの割れが。
スクリーンにもクラックが入っていますがそれほど目立ちません。
パネルフロントの中心を見ると白っぽくなっています。
Frタイヤが巻き上げた塩や砂がサンドブラストのように
塗装を削り、ダメージを与えます。
一度実戦を走ったマシンは新品のそれとは全く違う雰囲気になります。
マシンの3Dデータをもとに石膏インクジェットタイプの3D出力機で作られたミニチュアでした。
細部が省略されているとはいえ実機の正確なデータが元になっているので展示して客人に説明するだけではなく、開発の中での様々な検討に活用されていました。
立体物が手元にあるのは認識のクイックな共有化にはとても効果的です。
さて、モビテック様のwebサイト更新に伴ってEVバイクプロジェクトのスタートから現在までの経過が見られるようになりました。
要約してあるとはいえかなり詳細なところも書いてあって面白いです。
興味ある方はこちらから。
2017年には新しいプロジェクトに参画したり長年の夢を一歩進めることになっていたりとますます面白くなりそうです。
皆様の2017年も一層楽しいものとなることをお祈り申し上げます。
では、よいお年をお迎えください。
2016.12.31
くろかわ