見ている色は人によって違う件

昨日参加したモビリティフューチャーセッションというワークショップの席でお会いしたカラーユニバーサルデザイン機構の方からとても良いアプリを教えてもらいました。

色のシミュレータ」というそのアプリは解説にある

「自分と違う色覚を持つ人はどのように色が見えているのだろうか?その色の世界をシミュレーションで体験することができます。
1型(P型)、2型(D型)、3型(T型)の2色覚者の色の見えをリアルタイムに確認し、一般型(C型)の色の見えと比較することができます。」
という言葉の通りカラーマジョリティ以外の見え方をとてもわかりやすく見せてくれるものです。
色のシミュレータ

進化の途上で分岐し、マジョリティと違った色の見え方をする人は確か日本人だと男性で20人に1人、欧米人なら10人に1人と言われているのですが、iPhoneを通してリアルタイムでそれを体感できるツールがフリーで手に入るテクノロジーに感謝!

仕事のみならず、子供に体験させるのにもすごく役立ちそう。

ところで、乗り物のテールランプが赤色なのって実際どうなんだろうとずっと気になっていたんだけど、
やっぱり状況によってちょっと難ありか。。特に電球色系で青味が薄い赤。。

見えてるものの違いでむしろ自分が認識できなかったもの。。
世界は本当に広いですね。

参考

このアプリの開発者、浅田氏の動画
以前、ゴッホの画が色覚の違いによってどう見えるかを解説されていた方ですね。
http://asada0.tumblr.com/post/38417481029
「・・・しかし、自然は偉大なる調整者です。特定の条件下においては、色覚異常の人の方が一般型色覚の人より優れた視覚を持っている場合もあるのです。暗闇、水中、霧の中などがそうです。第2次世界大戦のリポートによれば、色覚異常者は迷彩服を着てジャングルの中に潜んでいる人を見つけることができたそうです。色覚異常の私の友人は、吹雪の中を運転しているときにも景色が見えると言っていまた。・・・私たちはお互いに助け合いながら、生きてゆかねばならないのです。」

NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構
http://www.cudo.jp/

アプリ、色のシミュレータ
http://asada.tukusi.ne.jp/cvsimulator/j/