モビテック様のEVバイクプロジェクト、公式ブログで外装のデザインについてが公開されました。せっかくなのでもう少し細部など。
以前のネタでライポジを決めるためにモック作業をさせてもらった話を書きました。
これはバイクの空気抵抗を決める要因はライポジが占める部分が大きいからです。
で、モック作業の前にはこんな画を描いて提案をしました。
どういうポイントを押さえると空気抵抗で有利になるような
ライポジにできるのか、という事を議論したわけです。
他にはこういう部分も。
フレーム形状でもライポジは大きく変わります。
2018年現在のEVのバッテリーはとても大きいので
全体のディメンジョンや周辺の部品との整合性を
細かく詰めながら1mmでも有利になるように追い込んでいきます。
そうして、前面投影面積と滑らかさを満足させるライポジをつくりました。
そこに最小限のサイズで最大限に効果を発揮するカウルを描きます。
これは最初のスケッチの1案です。
レギュレーション上ライダーが横から完全に見えてる必要があるので
ライダーがスポッとはまるようなシルエットになっています。
この仮説ポジションを念頭に、
実際に水谷さんがとるレーシングポジションを織り込んで
マシンの性能を引き出せるプロポーションを造っていきました。
黒川