EV-01 空力改良

2016 Bonneville Motorcycle Speed Trials への参戦を目指して開発が進むEV-01ですが
風洞評価と走行テストで得られた情報から空力性能の改善に取り組んでいます。
走行テスト時

EV-01は通常のオートバイよりも車体が大きく、ソルトフラッツ上での横風対策のため
また、ライダーの姿勢に合わせてアジャストする部分もあって、記録車によくある
一体の大柄なカウルではなく分割された隙間のあるカウル構成を採用しています。
EV-01走行時

それには当然メリットとデメリットがあるわけですが
デメリットの部分を排除してこの車両が本来持っている空力性能まで
引き上げるのが現段階の作業です。

現状ではいくつかのアイディアの中から比較的少ない手数で済むものは
今月末の走行テストまでに織り込むべく既に手を打っています。

パッチ1 パッチ2

これらのパッチは一般には3Dプリンタと呼ばれるRP機で出力されます。
少し前までは高額で気合を入れて発注するような感覚だったと記憶していますが
ここ数年で材料/製法を問わず出力費用の相場がかなり下がったと思います。

高度な技能を持っていた木型屋さん、試作屋さん的には死活問題的に辛いところでしょうが
こういう短期間にトライアンドエラーを繰り返すプロジェクトにはありがたいですね。。

 

くろかわ